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Archive for 2013年4月

Lykins, Segerstrom, Averill, Evans, & Kemeny (2007)

4月 8, 2013 コメントは受け付けていません

Lykins, E. L. B., Segerstrom, S. C., Averill, A. J., Evans, D. R., & Kemeny, M. E. (2007). Goal shifts following reminders of mortality: Reconciling posttraumatic growth and terror management theory. Personality and Social Psychology Bulletin, 33, 1088-1099. doi: 10.1177/0146167207303015

私の研究の大枠は,ノースカロライナ大学シャーロット校の心理学部の3人の教授,テデスキー,カルホーン,カン博士がこの15年くらい発表し続けているPTG理論モデルにのっとっている.PTG理論モデルというのは,本人にとって非常に大変でつらい出来事が起きたことをきっかけとして,PTGが生じるまでの流れを示したものである.例えば,「出来事の衝撃度がその後のPTGに影響を及ぼす」という仮説もこのモデルにのっとっているし,「起きた出来事に対して自らどう意味づけ考えたかがPTGに影響を及ぼしている」という仮説もこのモデルからうまれたものである.このモデルに対して異議を唱えている理論のひとつが,脅威処理理論ないしは脅威管理理論(Terror Management Theory: TMT)である. 続きを読む…