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2013 年 7 月 のアーカイブ

Rose, Endo, Windschitl, & Suis (2008)

7月 18, 2013 コメントは受け付けていません

Rose, J. P., Endo, Y., Windschitl, P. D., & Suis, J. (2008). Cultural differences in unrealistic optimism and pessimism: The role of egocentrism and direct versus indirect comparison measures. Personality and Social Psychology Bulletin, 34, 1236-1248. doi: 10.1177/0146167208319764

PTGを説明しようとする研究では,きっかけとなった出来事の特性(出来事からの経過期間,出来事が直接命にかかわることだったかどうかなど),出来事をどうとらえたかという主観的な認知,そこから生じたストレス反応を軽減するためにどうしたかという対処方略,自分に起きた出来事をどのように意味づけたかなどの熟考や反芻など,出来事が起こった後に関係する変数がPTGの予測子として数多く取り上げられているが,その一方で無視できないのは,出来事が生じる前から既に存在している個人差だ.

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Groleau, Calhoun, Cann, & Tedeschi (in press)

7月 14, 2013 コメントは受け付けていません

Groleau, J. M., Calhoun, L. G., Cann, A., & Tedeschi, R. G. (in press). The role of centrality of events in posttraumatic distress and posttraumatic growth. Psychological Trauma: Theory, Research, Practice, and Policy. doi: 10.1037/a0028809

6月のPTG&レジリエンス研究会で得たさらなる収穫は,「記憶」特に「自伝的記憶」という研究領域とPTGの関連だと思う.日本に一時帰国する直前の5月頭にMPA (Midwestern Psychological Association)という学会がシカゴであり,研究室のメンバーと参加し,私たちも3つの研究成果を発表した.その時にオハイオ州のMiami Universityから大学院生が何人が参加していて,彼らが”event centrality(出来事の中心性)”とPTGの関連について発表していた.それまで,UNC Charlotteのテデスキー先生たちから,Event Centralityという概念が注目されていて,自分たちもある調査で導入したとは聞いていたけれど,実際に勉強したことがなかったので,そのMPAの発表はとても新鮮だった.そして日本に一時帰国し,PTG&レジリエンス研究会の場で自伝的推論が御専門の認知心理学の先生と出会い,さまざまな概念(自伝的記憶,自伝的推論,出来事の中心性,想起時点での自己,自己定義的記憶などなど)について勉強させてもらうなかで,私の頭の中も,これまでまったく考えたことがなかった方向からPTGを見るチャンスとなり,整理されつつあるような感じがした.そしたらいいタイミングで,テデスキー先生たちから,この論文が「アクセプトされた」と連絡がきた. 続きを読む…