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Archive for the ‘Uncategorized’ Category

39人の言の葉(杏林書院)

4月 7, 2024 コメントを残す

39人の言の葉ーあの時、こころに響いたのは理由がある」を荒井弘和先生、武田大輔先生と一緒に杏林書院から出版しました。手に取ってもらえると嬉しいです!

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人の知覚と行動の変化に関するハンドブック

4月 7, 2024 コメントを残す

2022年から編集してきた、人の知覚と行動の変化に関するハンドブックが(英語ですが)、いよいよ出版となりました。日本からは三枝高大先生、吉野 伸哉先生、小塩真司先生、飯村周平先生に書いていただきました!

Taku, K., & Shackelford, T. K. (2024). The Routledge International Handbook of Changes in Human Perceptions and Behaviors. NY: Routledge.

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Tipping Point-転換点の研究へ

3月 17, 2024 コメントを残す

2020年くらいから徐々に研究テーマをPTGから、心理的な転換点や変化が起きる時(Psychological Tipping Point – the Moment of Changes)に移してきて、ラボのメンバーも今ではほぼ全員がそちらの研究に移行しているので、2024年3月をからラボの名称もFF-TIP LABに変更しました。引き続きどうぞよろしくお願いします。

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講演のご案内

12月 16, 2023 コメントを残す

2023年12/19と12/21に、こころの変容、及び、研究について講演しました。こういう機会をくださった東京医科歯科大学に感謝です。

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Journal of Loss and Trauma

7月 20, 2023 コメントを残す

「Journal of Loss and Trauma」という学術雑誌の編集委員長を2023年1月から引き受けています。

その仕事内容は、投稿された論文を読んで、次のステップを決めることですが、この仕事は世界中の研究者と知り合えるし、自分がこれまで取り組んできた研究テーマ以外の論文も否応なく読むことになるので、ものすごくやりがいがあります。もう本当に引き受けてよかったと心から思います。

投稿された論文は、最初に出版社の方がフォーマットや必要事項がOKかどうかチェックしてくださるので、それをパスした論文だけが、私のところに回ってきます。なのでそれを読んで、さてどうしようかと次のステップを決めるわけです。この段階ではだれにも相談せず、自分ひとりで決めます。多くの学術雑誌には、私が引き受けている「Editor」だけでなく、「Associate Editor」がたくさんいます。なので、Editorは、わりとすぐAssociate Editorに回しちゃうんですが、私の場合、Associate Editorは一人しかいません。なので、私がすべて読んで判断しています(で、OKの論文をAssociate Editorに回しています)。

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人生レシピ

11月 18, 2022 コメントを残す

NHKのEテレ、「明日も晴れ!人生レシピ」という番組でVTRにコメントさせていただきました.

エピソードの題名は「人生の苦難 その後を生きる」

放送は2022年11月25日金曜日午後8時

リンクはこちら:https://www.nhk.jp/p/jinsei-recipe/ts/9297GZL6PP/episode/te/DKRJ913Z41/

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論文執筆に使えるリソース

7月 7, 2022 コメントを残す

ゲーム感覚で身につく論文執筆ー『今よりもっと論文を書く』と決めた研究者へ」という本を飯村周平先生,松井智子先生と風間書房から出版させていただいたので,それに対応するようなユーチューブビデオをアップしています.英語版はこちらです.また,論文執筆に役立ちそうなリソースは,このリンクに載せています.

そのリンクからワード文書でダウンロードできるファイルは以下の通りです(リンク先のファイル名はこれらの英語版になっています).

  • APAにフォーマットした論文のサンプル
  • 回帰分析用の表
  • 因子分析用の表
  • デモグラフィック変数をまとめるための表
  • 階層重回帰分析用の表
  • 二群別の相関係数の表
  • 横型の表
  • 構造モデル用の表
  • 因子分析プラス相関の表
  • 既に出版されている論文を投稿した時のワードのファイル(そして出版後のPDFのリンク)

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ビデオ版:心理学の卒業研究ワークブック

5月 9, 2022 コメントを残す

金子書房から、小塩さんと一緒に書いた『心理学の卒業研究ワークブック』をもとにしたビデオが出版されています。この写真をクリックしてください。金子書房のページにとびます。

Link: https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/nfd8702afde9b

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講演会終了

10月 30, 2021 コメントを残す
  • 講演:コロナ禍と心の成長ーPTG研究から考える(宅香菜子)
  • 日時:2021年12月11日土曜日午前10時から12時
  • 主催:室蘭工業大学 前田潤先生
  • 来場(北海道大学 学術交流会館):https://ptgtakukanako20211211inperson.peatix.com/
  • オンライン:https://ptgtakukanako20211211online.peatix.com/
  • 講演内容:強いストレス症状を引き起こす,つらく苦しい出来事やトラウマをきっかけに,悩み,精神的なもがきを経験することで人間として成長する現象をPTG(Post Traumatic Growth:心的外傷後成長)と言います。本講演では,なぜ誰もがPTGを知っておくと良いのかその6つの理由,そしてPTGの何を知ってほしいのか6つの内容をまとめました。今後,臨床にいかすには具体的にどうすればよいか,研究にいかすにはどうしたいか,実際に自分なりにデータを取って,そういう試みをいくつかやってみて,また数年後にその結果を皆様にご報告したいと思っていますので,今後ともどうぞよろしくお願いします.

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インタビュー記事

10月 29, 2021 コメントを残す

Vogue Japanの企画でPTGに関するインタビューにお答えしました.「トラウマからの人間的成長。ウイズコロナで注目されるPTGを知ろう」です.リンクはこちら:https://www.vogue.co.jp/beauty/article/mental-onayami

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宅(2021)

7月 7, 2021 コメントを残す

昨年の春頃から執筆していた本が,風間書房様より,今月末に出版となりました.

単著は7年ぶりでしたので,PTG研究の成果はもちろんのこと,大学教育の魅力について思う存分書かせていただきました.

目次は以下の通りです.

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McCormack, Hagger, & Joseph (2011)

9月 28, 2015 コメントは受け付けていません

McCormack, L., Hagger, M. S., & Joseph, S.  (2011). Vicarious growth in wives of Vietnam veterans: A phenomenological investigation into decades of “lived” experience. Journal of Humanistic Psychology, 51, 273-290. doi: 10.1177/0022167810377506

サバティカルで日本に行くことが正式に決まった.来年1月から8月のお盆明けまで早稲田大学にお世話になる.サバティカルの間は授業やその他の委員会活動(会議など)がないので,研究のみに没頭できる貴重な機会となる.そのため春先からずっと研究計画を練ってきた.この研究案の中で,今回はじめてパーソナリティのHEXACOモデルを取り入れることになった.そのメインの理由はHの要素(Honesty-Humility:正直さー謙遜さ)にある.PTG研究では,自分で自分を振り返って,成長したかどうかを自分なりに判断するという,いわゆる自己報告式のアプローチが主流だけれど,一部の研究者は,そういう自己報告ではなくて,本人の「その人となり」,つまりパーソナリティが根本的にいい方向に変わったかどうかでPTGを判断すべきだと主張している.例えば,自分さえ良ければいい,嘘をついても,人をだましても,自分がほしいものを手に入れることができれば問題ないという性格だった人が,ある出来事を経験したことによって大きく変わり,正直者となり,たとえ自分が損な役回りを引き受けることになったとしても人を利用するなんてことはないという性格に変わることが仮にあったとしたら,そこではじめてそれがPTGだろうという主張だ.でもここで難しいのは,どういう性格になったらPTGと呼べるかが人によって異なることだ.「正直な性格になる」ことがイコールPTGではない(と思う).そこで,できるだけいろんなPTG論文を読んで,それぞれの研究者がPTGをどうとらえているのか情報収集している.そんなときにこの論文を見つけた. 続きを読む…

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Su & Chen (in press)

1月 10, 2015 コメントは受け付けていません

Su Yi-Jen, & Chen Sue-Huei. (in press). Emerging posttraumatic growth: A prospective study with pre- and posttrauma psychological predictors. Psychological Trauma: Theory, Research, Practice, and Policy. doi: 10.1037/tra0000008

PTGについての研究で縦断的なデータを扱ったものは多くない.PTG(心的外傷後成長)という概念の特徴から,どうしても研究は後手にまわりがちだ.とは言っても縦断研究が全くないわけではないので,そんな中から,冬休み中に共同研究者から紹介された論文をレビューしたい.これは台湾の研究者によるもので,まず810名の大学生からデータを取り,その2ヵ月後にも参加した592名の中から,この期間内にトラウマを経験した110人をデータ分析の対象としている.この研究のウリは,トラウマを経験する以前の個人特性がPTGに及ぼす影響を縦断で見ることができた点にある.いくつか主要な結果があるけれど,私が最も大切だと思う結果は,パーソナリティの神経症傾向がPTGを予測しなかったという点だ.この「神経症傾向とPTGの間に負の相関がない」という知見は,PTG研究一番最初のTedeschi & Calhoun (1996)でも既に見出されている.これは,PTGとレジリエンスの質的な違いを示す重要な証拠だと思う. 続きを読む…

PTG & Resilience

1月 10, 2015 コメントは受け付けていません

この冬休み,何かと「PTGとレジリエンス」に関して考えることが多かったので,2015年はこの話題からスタートしたい.両者の関係に関して,数年前のTEDトークを思い出したので,久しぶりにまた見てみた.それは,ジェイン・マックゴニガルという女性によるトークで,2012年にこのトークがオンエアされた直後は,「TEDトークの中にPTGが出てたよ」と同僚や友達からメールをもらったことを覚えている.ちょうど2012年の夏,私たちの研究グループはフロリダのオーランドでAPA(アメリカ心理学会)に出ていたので,そこに来ていた他のPTG研究者たちとも,「あれ見た?」と話しては,彼女のトークの内容についてあれやこれやと話し合ったものである.トークのタイトルは「ゲームで10年長生きしましょう」というもので,PTGは11分くらいのところに出てくる. 続きを読む…

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Linley & Joseph (2011)

7月 30, 2014 コメントは受け付けていません

Linley, P. A., & Joseph, S. (2011). Meaning in life and posttraumatic growth. Journal of Loss and Trauma, 16, 150-159.

今日,論文を読んでいて,「ああ,そういえば,PTGと言っても必ずしもPTGIを使って測定しているとは限らないんだった」という当たり前のことを思い出したので,その論文をレビューしたい.「Posttraumatic growth(心的外傷後成長)」というキーワードが学会誌に出たのは1996年のTedeschiとCalhounの論文で,同じその論文がPTGI尺度構成に関するものとなっている.つまり,「PTG」という現象と「PTGI」という尺度は同時に出ている.そもそもPTGとは,どうやらTedeschi先生とCalhoun先生で話をしている時に,「人がつらい出来事をきっかけとして人格的な成長を遂げてゆく」という現象があることは多くの人が知っているだろうけれど,それに名前があった方が何かと便利だろうと考え,いろいろなキーワードをリストアップしていく中で,Tedeschi先生がたまたま思いついて,二人ともすぐ気に入ったという話を御本人たちから聞いたことがある.で,その後現在に至るまで,「PTG」という現象を扱った論文のほとんどが,Tedeschi&Calhounを,そもそものスタートとして引用している.けれども,ほとんど同時期,あるいはもしかしたらTedeschi先生たちよりも前にこの現象に着目して,しかも尺度も作って論文に出したりしていた先生たちも少なからずおられる.で,そういう研究者たちの中のお二人が,この論文の著者である,イギリスの研究者Drs. Linley & Josephだ.

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ブログ

10月 14, 2012 コメントは受け付けていません

PTGに関して多くの論文が発表されていますが,そのほとんどが英語で書かれているので,日本語で紹介したいと思い,ブログを立ち上げました.

PTGに関する研究やPTG及びその関連概念にまつわる論文,出版物について,少しずつまとめていこうと思います.

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